(前回投稿令和7年3月号から続く)そして2024年。人生これ挑戦、とこれまで避けていたSNSデビュー! だまされないか、とドキドキしながらいろいろな人の投稿を拝見。なるほど人の検索もできるのね、と卒業以来所在不明だった同級生の名前を入力してみると、なんとヒット!!関西在住らしき事まで判明。それでは、と恐る恐る連絡を取ってみると、なんと返信をもらえた。SNSでやり取りするうち、私が参加する学会の開催地である京都で秋に会おう、という流れに発展した。そして当日。「何から伝えれば良いのか、、、」とまるで昔のトレンディドラマの主題歌みたいなことを思いながら、空港から乗ったバスは待ち合わせ場所に到着。確かに彼は、そこにいた。お互い年を重ねて外見は「ほんの少し」変わっていた。でも5分と経たず、お互い同じ部活で汗(と涙)を流した高校時代の顔と心に戻っていた。高校を卒業してから30ウン年間、大学時代のこと、仕事のことetc. 楽しい会話と酒が続き、気付けば日付をまたいでいた。翌日の学会参加後、彼は親切にも学会場まで車で迎えに来てくれた。そして、混雑する京都中心部を離れ、穴場の観光地を案内してくれた。空港まで送ってくれた彼と「近いうちに、絶対、また会おうな」と固い約束とともに別れた。SNSは、二人が会えなかった長い時の流れを一瞬で飛び越し、再接続してくれた。そして、投稿した再会写真は高校時代の同級生から多くの「イイね」がついた。ここに強大なSNSの「力」を肌で感じ、深い感慨と感動を覚えたのである。 さらに、である。SNSに部活動のOB会のグループまで存在していることを発見。秋に再会した彼も誘って参加すると、そこには懐かしい面々が。そしてグループ内に告知あり、2025年2月にOB会の懇親会を東京でやるとのこと。コロナ明け、やっと自由に移動できるようになった今だ!と参加。集った面々は開始5分であの頃の先輩・後輩に。ここには秋に再会した彼に加え、もう一人の同級生も出席し、もはや同期会であった。会を楽しみすぎて強かに酩酊しているなか、同じく酩酊している先輩から「きみぃ~、モンゴル行ってみるぅ~?」私「ハイぃ~、いきまふぅ~(もはや「す」が発音不能(汗))」そう返答(多分)。そのわずか数日後、先輩から一通のメールあり。添付書類の題名は「モンゴル遊牧民の医療状況調査視察旅行(市川さん)」!!!そう、ここに人生初の海外旅行が確定したのであった。そこから、何もかもが初めての経験。まずは人生初のパスポート取得、英語(またはモンゴル語表示(泣))のモンゴル航空HPにて航空券購入、現地の状況確認のために知り合いを介してモンゴルの方にお話を伺い…。まさに「牛」ならぬSNSに引かれて「モンゴル」参りとなったのである!(モンゴル道中記は次回「encore」編をお待ちください(笑))
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