2017サッカー明治安田J3リーグは3月11日(土)に開幕しました。ブラウブリッツ秋田(BB秋田)は、7月15日の第17節でG大阪U-23に1-2で敗れるまで無敗を続け、昨シーズン11月6日のSC相模原戦から続くJ3無敗記録を「18」(13勝5分)と更新しました。これまでの記録は昨シーズンの栃木SCの17試合でしたが、この栃木SCの無敗記録をストップさせたのもG大阪U-23で、今シーズン監督を務めているは元日本代表DFでトルシエ、ジーコジャパンのキャプテンを務めたバットマン宮本恒靖です。初黒星を喫したBB秋田ですが、16試合11勝4分1敗(勝ち点37)で17チーム中堂々の首位を突っ走っております。 しかし、皆様ご存じのようにBB秋田はJ2のライセンス基準を満たしていないため、今シーズンJ3で優勝してもJ2に昇格できません。J2へ上がるためにはJリーグクラブライセンス施設基準、ホームスタジアムの入場可能人員が10,000人を上回っていることが必要です。しかし、残念ながらBB秋田のホームである「あきぎんスタジアム(秋田市八橋運動公園球技場)」の入場可能数は4,992人でJ2のライセンス基準をクリアできていません。 クラブライセンスは1年更新なので毎年申請が必要です。今年の締め切り6月30日にBB秋田岩瀬浩介社長は2018シーズンクラブライセンスの申請に関して記者会見し、「今季はJ2ライセンスの申請は出せず、J3ライセンスの申請でとどまった」と報告し、「来季のクラブライセンスの申請については、J2ライセンスを申請すること、最短で2019シーズンにはJ2昇格を目指す」と強い決意を述べました。 佐竹敬久秋田県知事は「必要なら思い切って新規にやった方がよい」と新設を示唆し、県議会では「既存の施設の改修で、完成するまでの時限的なライセンスを取得できないか、BB秋田を通じJリーグ側と協議する」と答えました。穂積志秋田市長も「新設に加えて、秋田市八橋運動公園陸上競技場などの既存の市営施設の改修も検討対象になる」との考えを示しました。 県や市もスタジアム新設や改修などいろいろ考えてくださっているようですが、「5年をめどに」などとても待っていられないのがチーム、サポーターの皆さんの気持ちだと思います。私は一番の近道は関係機関の方々からご協力を頂いて、秋田市八橋運動公園陸上競技場を収容者数や屋根、照明などJ2基準を満たすよう改修するのが良いと考えます。 岩瀬社長はじめクラブ関係者は力を合わせ懸命に努力しておりますが、スポンサーや県、市などの行政、そして何よりも秋田県民、市民の皆さまの熱い応援がぜひとも必要です。BB秋田とその選手たちにたくさんの熱い応援をよろしくお願いいたします。
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