掲載日:2024/08/16 |
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氏 名 |
佐藤 大志 |
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職 種 |
生活支援員(介護福祉士) |
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所 属 |
秋田県身体障害者福祉協会 障害者支援施設 秋田ワークセンター |
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趣味・特技 |
楽しみながら参加できるボランティア活動 |
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ひとこと |
8月24日に日赤秋田短大でお待ちしています! |
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大切にしていること
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活動家で、勉強家である泉地域包括支援センターの佐々木奈々子さんからバトンを受け取りました秋田ワークセンターの佐藤大志(ひろし)と申します。佐々木さんとは割と近くで仕事をしていたはずなのに一緒に仕事をしたことはなく、不思議なご縁で繋がっております。これからもよろしくお願い申し上げます。 はじめに、以前は働いていた特別養護老人ホームやケアプランセンター、デイサービスではこのトークリレーに登場されている多くの方々のお世話になりました。ご挨拶できずに現在に至っている方も多く、この場をお借りし、お礼申し上げます。本当にありがとうございました。 令和4年3月で前職場を退職し、4月から障害者支援施設秋田ワークセンターの生活介護部門で働き、現在3年目を迎えております。また今年からはボランティアで、大仙市を中心に活動する「みんなの明日食堂」というこども食堂でもスタッフとして活動させてもらっています。こども食堂というと「こどもと一緒じゃないといけない」と思われがちですが、どなたでもご参加できますので、ぜひお越しください。開催予定等はホームページに掲載していますので「みんなの明日食堂」で検索してみてください。 さてテーマの「大切にしていること」ですが、私も介護の世界に身を置き間もなく四半世紀を迎えるころとなりました。様々な形で利用者さんと関わらせてもらいましたが、介護保険や公的な支援ではそのルールゆえにサポートしづらい事も多くありました。例えば「豪華な食事を食べたい」「お墓参りに行きたい」など。もちろんケアプランのニーズに載せ「1年後にそうなれるようがんばりましょう」という視点もわかります。目の前の表面的な希望だけでなく、本質的なニーズを探ってアセスメントを行い、ケアプランを立案することは大切です。でも、「明日」ってわからないんですよね。介護過程に沿った支援は行っていきますが、「今、これがしたい」「あれが欲しい」「こうしてほしい」こういった利用者の声を、思いを大切に、それに応えられる介護福祉士として働いていきたいと思っています。経管栄養から経口摂取への移行など、介護職種だけではできないことも多くありました。多職種が同じ思いで自分のためにがんばってくれる、皆さんも自分だったらそうして欲しくないですか。最近は、研修で講師を務めさせていただく機会もありますが、そういった思いも伝えながら、次世代を担う介護福祉士や福祉関係職の育成にも関わらせてもらっています。私自身も学ばせてもらい、共に成長していきたいと思います。 こちらのホームページに掲載していただきましたが、私が所属する秋田県介護福祉士会中央支部で、8月24日(土)に日本赤十字秋田短期大学にて研修会「みんなの学校」~秋田で介護を、共に学び、共に考える~ を開催いたします。介護福祉士や介護・医療福祉従事者、一般、学生などどなたでも共に学び、今後の秋田の介護について考え、支援につなげられる研修会を目指していますので、多くのご参加をお待ちしております。 最後になりますが、佐々木さんから受け取ったバトンを、次はケアプランセンターらいらっくの岡村直樹さんにお渡しします。かつてはフレッシュ感あふれる新人でしたが、キャリアを重ねて色々な意味で大きくなった(笑)、今も笑顔がかわいい後輩です。岡村さんよろしくお願いいたします。
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掲載日:2024/08/05 |
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氏 名 |
最上 希一郎 |
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職 種 |
医師 |
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所 属 |
山王胃腸科 |
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趣味・特技 |
現実逃避 |
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ひとこと |
パリのフランスパンは美味しかった |
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大切にしていること
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決して断ることのできない大先輩、橋爪先生からのバトンを受け取りました。2度目の登場!山王胃腸科の最上です。 「大切にしていること」 なんともシンプルなテーマでそんなに難しくなく書けると思ったのですが、いざ書こうとするといろいろありすぎて何を書いていいかわからず、締め切りギリギリになってしまいました。 当院は今や絶滅危惧種である有床診療所として小さな入院病床を持ち、入院もできるかかりつけクリニックとして運用しています。 そんな中スタッフ全員で大切にしていることを9つの「クレド」として文章化しています。 クレド(Credo)とは、ラテン語で「志」「約束」「信条」を意味する言葉で、「企業全体の従業員が心掛けるべき信条や行動指針を明文化したもの」とされ、「企業理念」や「基本方針」をより具体的にした「行動目標」のようなもので、企業経営の世界では少し前の流行りのようですが、当院が先代から世代交代をしていく中で8年ほど前から掲げてきました。 その中のいくつかをご紹介します。 「笑顔で元気に丁寧な仕事をします:患者さんも、同僚もあなたの大切な人の一人です。愛情と敬意をもって接しましょう。患者さんの多くは人生の大先輩です。親しみを込めた会話にこそ礼儀を忘れないようにしましょう」 高齢で認知機能の低下した患者さんにわかりやすく説明をしようとしているうちにあたかも子供に話しているような話し方になってしまうことはないでしょうか?横で見ている家族や他の方にとっても気持ちのいい、節度のある語りかけは患者さんの尊厳を守ることにもつながると考えています。 「地域の在宅医療における「希望の砦」を目指します:その人の望む場所で、その人の望むときに、その人のやりたいことを応援する医療を。どこにいても、自分の家のように自由に、最期まで食べ、歩き、働き、人生を楽しむことを応援しましょう。地域で在宅医療にかかわる全ての人から「山王胃腸科なら何とかしてくれる」と思ってもらえるように努力しましょう」 これはまだまだ達成できない大きな目標ですが、敷居は低く、志は高いクリニックとして皆さんのお力になれるよう努力していきます。 賛同いただける方がいらっしゃいましたら、医師、看護師大募集中です。よろしくお願いします。 次のリレーは医師会山王八橋班の新しい風、ゆうきクリニックの下田勇輝先生へバトンを渡します。
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掲載日:2024/07/16 |
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氏 名 |
佐々木 奈々子 |
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職 種 |
保健師 |
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所 属 |
泉地域包括支援センターリンデンバウム |
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趣味・特技 |
フィットネスと、合間の休憩時間のおしゃべり。音楽鑑賞。 |
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ひとこと |
写真は大切な友人達と。左から山田真理さん、私、リマ・マハラザンさん |
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大切にしていること
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ホームホスピス秋田訪問看護ステーションの三浦朋子さんからバトンをお繋ぎ頂きました。いつも冷静で優しく、知識が豊富な朋子さん。一緒にいると安心できました。 私が大切にしていることについてのご紹介です。ひとつは、がん患者会のサポートがあり、関わりの最初は9年前にさかのぼります。少し長くなりますが、思い出も交えてお伝えしたいと思います。当時神奈川県藤沢市の医療法人に勤めていた私が、ふらり立ち寄った在宅診療部のお部屋。目にとまったのは「茅ヶ崎にがん患者サロンを作りませんか?」と書かれた一枚のご案内でした。主催は藤沢市のお隣茅ヶ崎市のクリニックに勤める医師。在宅診療部の職員に参加者はいませんでしたが、私は強く心を揺さぶられて出席する事にしました。緩和ケアをよく知らない、介護予防に熱中していた臨床経験のない私。どことなく場違いに感じながらも、患者会の立ち上げと、開設してからは継続支援に注力することになります。 たくさんの患者会を見学し、代表の方に会いました。心に残っているのは、スキルス胃がん患者・家族会「希望の会」代表の言葉です。「僕は孤独だった。絶望を感じていた。そんな時、手をさしのべてくれる仲間がいた。一緒に歩む仲間や家族がいて 希望の光が見えた。この会があなたの光となりますように」。自分達が始めようとしているこの小さな取り組みは、社会にとってとても意味のあることと確信しました。 「湘南がんサポート委員会」と名付けた委員会のメンバー構成は、代表の医師、訪問看護師、薬剤師、ピアサポートも務める介護士、保健師の私。オフタイムにみんなで行った、桑田佳祐さんの親族が経営するお店。焼き肉食べて、楽しかったな。湘南ライフを充分に満喫できたのも、この活動のおかげです。湘南がんサポート委員会が開設したがん患者サロンは「コクア会」と名付けました。月に一度2時間、参加費を頂いて茅ヶ崎市内の公共施設を会場とする院外型サロンです。当事者団体に興味をお持ちの方は、是非ホームページhttps://shonangansalon.wixsite.com/kokuaをご覧頂きたいです。 私が故郷秋田に住まいを移す事を決めた時「離れていても心は繋がっている」と、手作りのアルバムにたくさんの写真・メッセージと笑顔で送り出してくれた委員会のメンバーたち。寂しく、心細かったけど、嬉しかった。私の宝物になっています。 帰郷をして程なく、がん患者会を主催する方々との出会いがあり、イベントの手伝いをするようになりました。現在はがん征圧・患者支援チャリティ活動「リレー・フォー・ライフ・ジャパンあきた」https://sta.relayforlife.jpの副実行委員長として、9/21(土)千秋公園を会場に行われるイベントの準備をしています。患者さん同士が繋がり、療養中の支えとなる仲間と巡り合えるような場を提供出来ればと思っています。実行委員長の守田(秋田厚生医療センター呼吸器内科)が講演の際に引用していた「人生は短い。情熱を身にまとい、自分の夢を生きよう」と締めくくるニューヨークHolstee社のマニュフェスト。とても共感でき、これまで患者会で知り合った患者さん方から教えて頂いた言葉のような気もしています。 今回執筆の機会を頂き、改めて私の人生は人との出会いでできていることが分かり、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。 次回は秋田ワークセンターの介護福祉士佐藤大志さんにお繋ぎ致します。親切で頼りがいのある方。これからもお世話になりたいと思っています。
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掲載日:2024/07/04 |
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氏 名 |
橋爪 隆弘 |
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職 種 |
医師 |
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所 属 |
はしづめクリニック |
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趣味・特技 |
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ひとこと |
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大切にしていること
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はしづめクリニック橋爪隆弘です。市立秋田総合病院緩和ケア病棟安藤雅子師長からバトンです。安藤さんとは長年の付き合いがあり、本人からのお願い事については、「はい」「YES」「喜んで」の3択です。 医師になって38年、病院勤務が25年、クリニックでの診療が13年になりました。 クリニックは木曜日と日曜日を休診にしていますが、木曜日は紹介した患者さんの手術や能代での診療応援があるので、日曜日が唯一の休みです。日曜日をいかに過ごすかによって、仕事のモチベーションが変わります。天候がよければ山岳会の友人と近隣の山に出かけています。冬から春は雪山でバックカントリースキー、初夏は高山植物の写真撮影、真夏は渓流の沢登り、秋はブナ林の紅葉狩り、晩秋は越冬用のマキ運びなど、1年間の日程はほぼ決まっています。先日は仙台市作並の鎌倉山の岩場でロッククライミングに行ってきました。 山登りを本格的に始めたのは、青森での後期研修が終わり秋田に戻ってきてからです。仕事上あまりに理不尽な事が多く、気分転換に出かける必要がありました。 昭和の時代、勤務医には基本的には休みがなく、夜は患者さんの対応で容赦なく病院に呼び出され、土・日曜日は朝に患者さんの回診を行ってからでないと休めず、当直勤務の翌日はふらふらになりながら手術に入り、手術が終わると術後管理を行い、休日は上司に留守番を任され、休日はほとんどありませんでした。1週間近く自宅に戻れなかったこともあり、過労死寸前の生活を送っていました。 中堅外科医になると進行がんの患者さんを受け持つことも多くなり、患者さんのがんが再発すると自分で最期まで診察することになっていました。痛みなどで苦しんでいる患者を目の前にすると、当時まだ普及していなかった緩和ケアを勉強する必要がありました。ある日の講演会でフェンタニル注射ががん疼痛に有効なこと、看護師だけでなく薬剤師などとチームを組み実践することが緩和ケアにおいて必要なことを知りました。それをきっかけに市立病院で緩和ケアチームを立ち上げました。今では一般的になっているチーム医療の始まりでした。 多職種でがん患者さんに係ると、医師とは全く違った視点が数多くあり、とくに看護師の視点には驚かされることばかりでしたし、薬剤の使用方法については薬剤師に聞くと答えがでるなど専門家はやはり違うなと感じました。患者さんやご家族にとって、残された時間を少しでもよい状態にすることがいかに大切か身をもって学ぶことができました。 現在クリニックを受診する患者さんの中には、「かつて父がお世話になりました」「母がお世話になりました」と言ってくださる方も少なくなく、当時のことをよく思い出します。 自分はまだ元気なので、仕事も趣味も生活も十分に楽しみたいと思っています。
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掲載日:2024/06/17 |
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氏 名 |
三浦 朋子 |
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職 種 |
看護師 |
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所 属 |
ホームホスピス秋田訪問看護ステーション |
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趣味・特技 |
ラジオを聞くこと |
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ひとこと |
座右の銘は「急がば回れ」です。 |
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大切にしていること
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秋田大学医学部付属病院 地域医療患者支援センター・がん相談支援センターの河本さんよりバトンを頂きました、ホームホスピス秋田訪問看護ステーションの三浦朋子と申します。当ステーションに助産師が在籍していることから産後の体調が心配な患者様のお話をいただき、河本さんにはいつもお世話になっております。今後とも母子保健だけでなく在宅医療において広く連携させていただけたらと思っています。バックナンバーを拝見していると、実際にお仕事させていただいている方から在宅分野ではこの人!という方まで錚々たるメンバーになんだか恐縮してしまいます。 私が勤務するホームホスピス秋田訪問看護ステーションは看護師6名(パート勤務含む)、作業療法士1名の計7名で日々の訪問を行っています。前述しましたように助産師が在籍していることが特色としてあり、件数は少ないですが産後のケアが必要な母子への訪問もお受けしています。今年の4月から管理者に就任し、重責を担うことになったと気持ちを新たに日々の業務に取り組んでおります。未熟者であるがゆえにその責務に押しつぶされそうな思いにもなりますが、共に働くスタッフたちに恵まれいつも助けてもらい感謝の気持ちでいっぱいです。 さて、テーマの大切にしていることですが「一人の人間として向き合う」です。看護師という医療職としての立場ももちろん大事ですが、一人の人間、生活者として利用者さんと向き合うことを意識しています。その人に興味を持ちどのような人生を送ってこられたのか、これからどんな風に生きていきたいと考えているのか、そういったことに心を寄せることが大切なのではないかと思うのです。その実践として「挨拶すること」も大切にしています。当たり前のことのようですが、これが意外と難しい。訪問した時、帰る時、元気に声をかけるようにしています。職場のスタッフに対しても挨拶することを大切にしています。人間ですから元気な時もしょんぼりする時もありますが、これからも温かい気持ちで挨拶することを心掛けたいと思います。 次のバトンは泉地域包括支援センター リンデンバウムに勤務されている佐々木奈々子さんにお願いしたいと思います。いつも笑顔で温かい気持ちにさせてくれる素敵な方です。快く引き受けてくださり、本当にありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。
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掲載日:2024/06/03 |
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氏 名 |
安藤 雅子 |
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職 種 |
乳がん看護認定看護師 |
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所 属 |
市立秋田総合病院 緩和ケア病棟 |
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趣味・特技 |
末っ子を愛でる |
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ひとこと |
未熟者ですがよろしくお願いいたします |
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大切にしていること
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当院皮膚・排泄ケア認定看護師の舟山さんよりバトンを頂きました、同病院緩和ケア病棟師長の安藤雅子と申します。日頃から舟山さんには褥瘡予防やケアに対し多くの助言をいただいております。気さくでユーモアと行動力のある舟山さんは、とても頼もしい存在です。 現在私は緩和ケア病棟の師長として勤務しておりますが、乳がん看護認定看護師としても細々と活動しております。入職2年目に乳がん看護の道を志したいと思い、2014年に認定看護師の資格を取得しました。たくさんの乳がん患者さんとの出会いは、苦しい経験も多くありました。当時妊娠中の私に、治療で妊娠の道を断たれた患者さんから「うらやましいな」と言われたときの複雑な思い。「がんはね、事故と違っていろんな準備ができるからいいんだよ。」と長い治療を終え小さな子供を残して逝った同じ年の患者さん。告知後「何がわかるのよ!簡単に声をかけないで!」と言われ、ただただ謝るしかなかったこと。乳がんをもっと勉強し、同じ女性としても人生の経験を積んで、早く年を取って患者さんと関わりたい!そう思ってきたのに、年をとっても未だわからないことだらけで、悩みと反省はつきません。 前置きが長くなりましたが、そんな私が大切にしていることは、「ひとまず受け止める」ということです。認定看護師養成学校時代、実地研修に入る前に言われたひとこと、「あなたの価値観を一度フラットにしてみなさい。決してできることではないけれど、相手を知り受け止めるにはその努力が必要です。」。日々の看護の中で私はこの言葉を大事にしてきました。咀嚼するのに時間がかかってしまうことも多いのですが。緩和ケア病棟においても毎日患者さんに多くのことを学ばせていただいております。私も病棟自体もまだまだ未熟ではありますが、スタッフ皆が心のこもったケアに努めております。療養の場の選択肢の一つとしてご検討いただければと思います。 さて、次のバトンは、はしづめクリニック院長 橋爪隆弘先生にお渡しします。私が乳癌と出会うきっかけをくださった先生です。今や、山の酸いも甘いも知り尽くした山登りのプロとなっています。仕事でも山でもそのフットワークの軽さには脱帽です。橋爪先生よろしくお願いいたします。
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掲載日:2024/05/15 |
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氏 名 |
河本 萌 |
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職 種 |
医療ソーシャルワーカー(社会福祉士) |
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所 属 |
秋田大学医学部付属病院 地域医療患者支援センター・がん相談支援センター |
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趣味・特技 |
音楽鑑賞・スポーツ |
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ひとこと |
仕事も育児も楽しみながらがんばります! |
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大切にしていること
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いつも大変お世話になっている秋田県医療的ケア児支援センターコラソンの小田内るりさんよりバトンを引き継がせていただきました。秋田大学医学部付属病院ソーシャルワーカー(MSW)の河本萌といいます。 当院は特定機能病院として多くの診療科を有し、様々な難病や重症の患者さんが日々入院されてきます。私はその中の地域医療患者支援センター・がん相談支援センターに所属しております。入院前支援・地域医療連携・がんや遺伝相談・相談支援の部門に分かれており、医師・看護師・MSW・事務全体で31名の大所帯の組織です。現在MSWは4名です。退院支援の看護師と共に患者さんの様々な不安を解決・軽減できるようにお手伝いをしています。診療科ごとに担当者がおり、ちなみに私は小児小児外科・産科婦人科・消化器内科・腫瘍内科・呼吸器内科・耳鼻咽喉科を担当しています。当院の患者さんの件でなにかお手伝いできることがあれば、気軽にお電話いただければと思います。 私が大切にしていることは「丁寧な繋ぎ」です。学生時代からバレーボールを続けており、入職してからも病院内のバレーボールチームに所属しています。(出産後からは息子を追いかけて公園を走るばかりで、なかなかバレーはできていないのですが・・・)バレーボールはボールをチームみんなで繋ぐスポーツです。そんな私は仕事でも院内の他職種、院外の関係機関の方を繋いでいます。連携の難しさを痛感し日々勉強中の私ですが、どうやら「繋ぐ」この仕事がバレーボールと同じように好きなようです。患者さんや家族、関わる支援チームみなさんの色んな方の考え方・価値観に触れる、意思決定をサポートすることの面白さを感じています。日頃から関係の皆様には無理を言ってご迷惑をかけておりますが・・・できるだけこれからも丁寧な繋ぎを意識していきたいと思います。 次のバトンはホームホスピス秋田訪問看護ステーションの三浦さんにお願いしたいと思います。在宅医療、産後の方のフォローなどいつも本当にお世話になっています。これからもどうぞよろしくお願いします。
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掲載日:2024/05/02 |
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氏 名 |
舟山 聡美 |
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職 種 |
皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN) |
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所 属 |
市立秋田総合病院 看護管理室 |
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趣味・特技 |
コーヒー、秋田ノーザンハピネッツ |
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ひとこと |
Wound(創傷)・Ostomy(人工肛門・人工膀胱)・Continence(失禁)の分野でお困りのことや研修の講師依頼などがありましたらお気軽にご連絡ください。 |
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大切にしていること
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当院消化器外科陳先生よりバトンをいただきました、皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)の舟山聡美と申します。今回紹介してくださった陳先生は、「○○さんのストーマはどうですか?」といつも気にかけて下さり、患者様にもWOCNにも心強い存在です。いつもありがとうございます。 私は2017年に約8ヶ月間京都の研修学校に通い、2018年に試験を受けてWOCNの資格を取得しました。写真は研修学校で友人たちと撮ったものです。大人になってから出会った友人たちと、まるで学生時代の部活のように、泣いたり笑ったり愚痴ったりしながら一緒に勉強をしました。勉強ばかりではなく、研修生全員と鴨川納涼床を楽しんだり、休みの日にひとりで平等院鳳凰堂に行ったりと、なかなかできない経験もたくさんできました。 さて、テーマである「大切にしていること」ですが、いくつかある中で最近は特に「シンプルケアを提供すること」を大切にして仕事をしています。専門的な創傷処置やストーマケアなどの方法を、どうやってシンプルにして実施する患者さんや看護師さんが適切なケアを継続できるか常に考えています。シンプルケアを提供して、患者さんや看護師さんに喜んでもらえたとき、コストダウンできたときなど、ケアがうまくいったときにやりがいを感じます。若いころは複雑で凝っていることが良い、より専門的なケアが患者さんのためになると思っていましたが、継続可能なケアでなければ意味がないということを学んできました。この考えは私生活においても同じです。年齢や経験を重ねていくにつれて「シンプル」の良さがよくわかってきました。どんどん要らないもの(考え)を削ぎ落して、「シンプル」を追求していきたいです。 テーマから逸れますが、在宅医療・介護連携センターの多職種リレーということで、この場をお借りしてお伝えしたいことがあります。当院ではストーマ造設患者さんが退院後のストーマ装具交換や生活に不安を感じている場合などに、訪問看護師さんの介入を依頼することがあります。訪問看護師さんがいるからこそ、患者さんも私たち病院勤務の看護師も安心してお願いできています。いつも本当に感謝しています。 最後に、次にバトンをお渡しする方をご紹介します。当院消化器外科病棟勤務時代に一緒にお仕事をさせていただいた、尊敬している先輩の一人、乳がん看護認定看護師の安藤雅子さんです。安藤さんよろしくお願いします。
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掲載日:2024/04/15 |
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氏 名 |
小田内 るり |
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職 種 |
社会福祉士・相談支援専門員・保育士 |
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所 属 |
秋田県医療的ケア児支援センター「コラソン」 |
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趣味・特技 |
キャンプ |
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ひとこと |
みなさんも医療的ケアが必要なお子さんのファンになりませんか? |
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大切にしていること
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児童発達支援・放課後等デイサービスじゃんぷの齊藤さんからバトンを受け取りました秋田県医療的ケア児支援センター「コラソン」の小田内と申します。齊藤さんは、日ごろから大変お世話になっている、心から尊敬する素敵な支援者さんで、いつも元気をいただいています。 当センターは、令和3年9月に施行された、「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」(医療的ケア児支援法)に基づく相談機関です。令和4年4月に秋田県立療育機構が県より受託して、今年で3年目に入ります。 私はもともと秋田県立医療療育センターの医療ソーシャルワーカー、相談支援事業所の相談支援専門員として医療的ケアが必要な方々に関わらせていただいておりました。その中で、医療的ケアがあることで地域の保育所等に入所できないお子さん、利用できる制度や受入れ先が少ないため十分な睡眠もとれず子育てをされているご家族の状況などを目の当たりにしてきました。自分自身、いつか医療的ケアの必要な方々の支援を一歩進める仕事をしたいと思っていたところ、令和4年に縁あって現在の業務に関わらせてもらうこととなりました。 「コラソン」開設当初は、県内の地域の保育所や学校等での受入れは、ほぼ無いに等しい状況でした。その後、行政、関係機関の方々が少しずつ前向きな検討をしてくださり、この2年間で秋田市を含む複数の市町村で、就学・就園が決定しました。医療的ケア児の支援は、医療、保健、福祉、教育等の連携が重要とされていますが、まさにその通りで、連携なしではこの結果につながらなかったと思っています。 日々の業務の中で私が大切にしていること。それは、医療的ケアが必要なお子さんの「子どもとしての健やかな育ちを支える」という視点です。医療的ケアがあると、どうしてもケアの方に意識が向きがちですが、子どもらしい豊かな経験をすることで、お子さん一人一人はさらにキラキラと輝きます。日々、このお子さんたちの可愛さに魅了されっぱなしの私ですが、キラキラいっぱいで個性豊かなこの可愛いお子さんたちを皆さんに知ってもらい「たくさんの方々に医療的ケアが必要なお子さんのファンになってもらうこと!」「地域でそのお子さんたちのファンクラブを作ってもらうこと!」が自分の役割かなあと思っています。 「コラソン」は「こころ」という意味をもつ言葉です。これからもそのキラキラを支えるため、「こころ」と「こころ」をつなぐ支援を大切に日々向き合っていきたいと思っています。 次は、日ごろから大変お世話になっている秋田大学医学部附属病院 地域医療患者支援センター 医療ソーシャルワーカーの河本萌さんへバトンを渡します。
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掲載日:2024/04/01 |
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氏 名 |
陳 開 |
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職 種 |
医師 |
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所 属 |
市立秋田総合病院 消化器外科 |
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趣味・特技 |
ボルダリング、きれいな景色を見る事 |
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ひとこと |
大腸がんに関して気になることがありましたら、お気軽にご相談下さい |
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大切にしていること
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玉木先生ご紹介どうもありがとうございます。妻の咳喘息を治療頂き、あっという間に改善し大変お世話になりました。今回トークリレーのバトンを頂くことができ光栄です。 自分は由利本荘市育ちの秋田っ子です。秋田県に残り、地域医療に貢献したいと思っておりましたが、医学生時代の講義で「凄い技術を持ち帰ることも地域医療の貢献につながるよ。」という言葉に刺激を受け、「いつか技術を携えて秋田に戻るぞ!」という思いを胸に県外に飛び出しました。運よく日本一のロボット手術件数を誇る静岡がんセンター大腸外科で5年間学ぶことができ、ロボット手術の技術を身につけました。縁あって2023年4月に念願の秋田に舞い戻ることができました。今はロボット手術を中心に患者様を治療し、若手医師の指導に励んでおります。 自分が大切にしていることは2つあります。 1つ目は『妥協しない』です。目の前にいる患者様が、自分にとっては数多くの患者様の1人でも、患者様自身にとっては、自分自身に起こる事がすべてです。ですので、1人1人にベストを尽くすよう、患者様に良い結果になるよう“妥協しない”手術を心がけております。“妥協しない”きれいな手術を行うと、術後の回復が速く、退院後もトラブルなく過ごせます。また、大腸がんが専門ですので、中には永久人工肛門を作らざるを得ない患者様もおります。“妥協しない”きれいな人工肛門を作るために、満足のいく人工肛門でない場合は、作り直しを行い、満足のいく人工肛門を作成します。一生その人工肛門と付き合うと考えるとやはり妥協できないです。 “妥協しない”手術を継続した結果、2023年4月に戻ってから1年経ちますが、『縫合不全などの吻合部関連合併症』や『局所再発』を起こさずに患者様を治療する事ができております。秋田に戻った当初掲げていた目標を達成できました。さらに、大腸がんは人工肛門を作るリスクが常に付きまとってきますが、人工肛門もなるべく作らないように“妥協しない”治療戦略や手術を常に心がけ、人工肛門をできる限り回避しております。 2つ目は「感謝の気持ちを忘れない」です。自分がこのようにロボット手術などができているのは多職種の方々のご協力のおかげです。手術室では手術看護師、麻酔科の先生や臨床工学技士、術後には病棟看護師、薬剤師、理学療法士、言語聴覚士、栄養師や助手さんなど多くの方の協力を得ております。手術との直接の関わりがなくても、術前では地域の開業医の先生や外来看護師や事務さんなど、術後には医療ソーシャルワーカー、ケアマネジャー、訪問介護員や訪問看護師さんなどなど本当に多くの方々に支えられております。多職種の方々には感謝の念が堪えません。普段は直接感謝できる機会が少ないため、紙面を通じて改めて感謝申し上げます。最近、多職種と連携しているなぁと思ったことが1つあったので紹介させて下さい。外来のレターケースに何気なく入っていた手紙があり、ふと手に取ると、訪問看護師さんから患者様の経過に関するお手紙でした。外来の短い時間では知りえない患者様の日常生活の一面を知ることができ、日々色んな方々と一緒に患者様を診療しているなぁと実感しました。 さて、次回バトンをお渡しするのは、当院WOC看護師の舟山聡美さんです。WOCというのは皮膚・排泄ケア認定看護師の事です。創傷・人工肛門などの熟練した専門知識を有する看護師の事です。人工肛門と隣り合わせの大腸がんにおいては切っても切れない関係でして、舟山さんは当院の人工肛門の管理を担当頂いており、いつもお世話になっております。
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