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<春夏秋冬>

発行日2023/03/10
東通り こどもとアレルギーのクリニック  小松 真紀
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〇〇ぶりの
 
 毎年何かしらは〇〇年ぶりのという出来事はあります。去年は8月には大谷翔平選手がベーブ・ルース以来、104年ぶりに2桁勝利・2桁本塁打の歴史的偉業を達成しました。とても素晴らしいことです。10月には32年ぶりに1ドル150円台まで円安になりました。この良し悪しは自分には良く分かりません。11月には織田信長も眺めていたかもしれない皆既月食が起こりました。442年ぶりとのことですが、天文学的なレベルは桁が違い壮大です。
 3年ぶりの行動制限のない年末年始を過ごすことができ(といってもどこにも行っていません)、新型コロナウイルス新規陽性者も徐々に減少傾向となり最近では前週同曜日より下回る日々が続いています(2月14日現在)。今まではこの辺から何度も裏切られて一瞬にして新たな波の始まりとなっていましたが、今回は5類への移行への準備が着々と進められていきそうな感じがします。冬の観光行事も各地で3年ぶりに、以前と同様に開催され、その模様が連日報道されています。
 3年ぶりにもたらされるのは良いものばかりではありません。年末から限局的に発生していたインフルエンザが新型コロナと相反するように広がりを見せていますが、もの凄い勢いです。クリニック近隣の園や学校での発生状況を見ているとそう感じてしまっているのかもしれませんが、1日の診療が終わって夕方のニュースを見てもそのようなことは報じられず、自分が見ているのは特殊な状況なのかとすら思ってしまいます。3シーズンも流行しなかったので、季節性インフルエンザウイルスはもうなくなってしまったのではと淡い期待も持ちましたが、そんなことはなかったようです。久しぶりのインフルエンザで初めは対応に戸惑いが生じていましたが、これまでに何年と繰り返しやってきたことなので忘れかけていた日常(?)を思い出すのには時間は要しませんでした。
 この3年間みんなが同じ程度に行動自粛をしていたとは限りませんが、秋田県民は比較的自粛していたほうになるのではないでしょうか。自分は立場上自ずと行動の制限がなされてしまっていましたが、学会もハイブリッド形式が当たり前になり会場に行く必要もなくなったことなどもあり、この3年間は秋田から一歩も出ていません。どこかに行く予定もないので次に飛行機に乗るのは何年ぶりになるのでしょうか
 
 春夏秋冬 <〇〇ぶりの> から