初めまして、秋田厚生医療センター研修医1年目の笹原萌と申します。中通総合病院研修医の土井孝太先生からバトンをいただきました。土井先生とは高校時代からの同級生ということで、私の学生時代の青春を彩った吹奏楽について書きたいと思います 中学生になった4月、強豪といわれる部活に入れば自分もすごい人間になれるのではないかという浅はかで淡い期待を抱き、吹奏楽部に入部しました。厳しくも熱意をもって指導してくれる先生のもと、たくさんの演奏会に出演させてもらっておりました。体力のない私には少々厳しいスケジュールで3年間みっちり吹奏楽に浸かるような日々でした。もうこの生活は無理だ、高校に上がったら辞めよう、などと考えていた時期もありましたが結局中高の6年間は吹奏楽中心の生活をしていました。 大学に入ると東医体に出たいという浅はかな理由で運動部に入り、吹奏楽からは少し離れていました。全国の医科学生が所属できる楽団にも入りましたが、新型コロナの影響でほぼ活動できずに卒業してしまいました。そんな経緯もありほぼ楽器の練習はせず、年1回の本番に何とか間に合わせるだけの6年間を過ごしました。 そしてこの4月、やっぱりたくさん楽器が吹きたいと思い大曲吹奏楽団に入団しました。どうせやるなら当時からあこがれていた楽団で演奏会だけでなく大会も出たいと思い、入団を決意しました。大学時代のゆるりとした音楽生活は楽しかったですが、どこか物足りなさも感じていたのかもしれません。いまは中学時代の先輩・後輩、大学の同期、ベテランのおじさまおばさま方に囲まれながら精一杯練習に励んでいます。6~7年の大きすぎるブランクを感じ、ゆるりと活動したことをちょこっとだけ悔やみながら秋田-大曲間を移動する休日を過ごしています。大変だと思う時もありますが本番の熱気や高揚感はなににも代えがたく、やめるという選択はまだまだできそうにありません。つい先日、夏の定期演奏会が行われました。楽しんで演奏して、たくさんの拍手をいただく、こんなに幸せなことはないなぁと思いました。次回の定期演奏会は大曲を飛び出して秋田市にある、あきた芸術劇場「ミルハス」にて2025年2月24日(月・祝)に行われます。お忙しいとは思いますが、お時間のある方はぜひ来ていただけると幸いです。 これからは全日本吹奏楽コンクールに向けて練習に励んでいきます。今年の全国大会は札幌ということで、心なしか団員の皆さんもわくわくしているように見えます。中学生の時と変わらず体力が無いほうなので体調に気を付けつつ仕事も、吹奏楽も全力で頑張りたいと思います。 長文、駄文失礼いたしました。ここまでお読みいただきありがとうございました。次回は秋田市立秋田総合病院の三浦友梨乃先生に執筆をお願いしました。三浦先生よろしくお願いいたします。
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