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<ペンリレー>

発行日2022/11/10
秋田赤十字病院  小松田 智也
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ジムニー購入記
 
 オミクロン株が猛威を振るい始めていた2022年7月末。久しぶりに越村先生から連絡を頂いた。「今度のペンリレーをお願いしても良い?」とのこと。お互い50歳を過ぎているので、悪い連絡かと思って身構えてしまったが、大きい問題でなくて良かったと安堵して引き受けさせていただいたという流れです。既視感があるなあと思って過去の掲載者一覧をみてみたら平成28年にも同じ流れだったので6年ぶりにバトンを渡されたのだなあと懐かしんでおりました。
 6年前には自転車の事について書かせていただいたはずです。今回は久しぶりに購入した自動車について書かせて頂きたいと思います。
 昨年まではトヨタのヴォクシーという車に乗っていました。一応説明をさせて頂きますと5ナンバーでありながら最大8人乗車できるというファミリー向けのミニバンになります。自転車も分解せずにそのまま載せられるという便利さから重宝していましたが、買ってから10年たったので、そろそろ買い替えをしなくてはと検討を開始したのが平成28年頃でした。今思い返すと前回ペンリレーを書いたころになります。
 自分の年齢的に次に買う車が人生最後の車になってしまうかもしれないと気付いたのが悩みの始まりでした。自転車を載せられるような車が良いかな、それともスポーツタイプかなと色々思いをはせたのですがなかなか決められません。ああでもない、こうでもないと考え、ある程度考えると疲れてしまい“まだ乗れるから良いか”と先延ばしを繰り返してきました。うだうだと悩むこと2年あまりの平成30年に現行型ジムニーが発表されました。第一印象としてはカッコいい!でした。軍用車にも通じるような無骨さと限りなく機能性を追求したデザインで近年まれにみる車だな、と感じました。その後試乗に行ったのですが、乗ってみると色々問題点がありました。軽自動車ベースのデザインですので、居住空間が狭い狭い。一応4人乗りなのですが4人乗ったらほとんど荷物が入らない状況なのです。そして乗り心地も今一つ。悪路走破性に重点を置いているため、舗装路面を走行すると少しの段差で上下に揺れたり、カーブを曲がるときにふらついたりとなかなか厳しいものでした。加速が悪い、燃費も悪いという欠点だらけの車であるのを実感しました。そのうえ納期も1年以上という状況でしたので、いったん選択肢から消すことにしました。

 その後、買い換えられることを察したのかヴォクシーに色々と不具合が出てきました(ただの経年変化でしょうが)。まずエアコンの効きが悪くなり、暑くても寒くても良いやと放っておいたのですが、その後はエンジンルームから異音がするようになり“これはそろそろ駄目だな”と腰を据えて買い替えを検討することにしました。
 結局はカッコよさが全てよね、と自転車の事も積載能力の事も全部放棄して決めてしまいました。
 令和3年の6月に注文し、納車は予想通りに令和4年の7月でした。その間にヴォクシー君は走行不能となり、納車までの半年間は総額20万円で購入したボロボロのウイッシュという車でしのいだりというイベント発生もありました。皆さんご存じの通り今年の冬は積雪量が多く、全く信頼性の無い車で通勤するのはスリリングな日々でした。これからは本格的に壊れる前に車を購入するべきだなという学びも得ることが出来ました。
 そんなこんなで手に入ったジムニーくんですが、乗っていると大変楽しいです。乗り心地は余り良くは無いですが、狭い道にもぐいぐい入っていけるし、取り回しも楽。今は乗らなくなりましたがバイクや自転車に乗っているのに近い感覚で運転が楽しくなりました。老化対策で自動ブレーキとドライブレコーダーも完備したので、乗れる限りは乗りつぶしたいと思っています。こんな調子では壊れる前に買い替えるというのは無理なのかもしれません。
 取り留めも無い文章ですが、近況報告させていただいたということでご理解いただければ幸いです。
 次回は同僚で後輩の衛藤武先生にリレーさせていただきます。
 
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