皆さん、こんにちは。秋田市医師会会長の松岡です。 本日は、ご多用中のところ、また日曜日の貴重なお時間を割いて「医療を考えるつどい」にご参加いただき誠にありがとうございます。 この会は秋田市医師会市民公開講座となっておりまして、今年で41回目を迎えます。年に1回、その時々のテーマを取り上げて市民の皆様とともに考えようという会です。 秋田市および秋田県医師会などからも多大なご支援をいただいております。今後ともご支援を継続いただきますようよろしくお願い申し上げます。 このつどいの開催にあたって、尽力された秋田市医師会広報委員会の皆様、また関係者の皆様に深く感謝申しあげます。 秋田市医師会では、秋田市からの委託を受け、この1月から秋田市在宅医療・介護連携センターを立ち上げました。手始めとして2月10日に秋田市在宅医療・介護連携セミナーを開催したところであります。今後、この領域で活動していきたいと考えているところです。 さて、今回は「秋田の食と健康」ということで、私たちが日々生きていく上で最も基本的な部分に光をあてました。日本人の平均寿命、および健康で活動的に暮らせる期間である健康寿命は世界のトップクラスにあります。しかし、平均寿命と健康寿命との間には10年ほどの差がみられ、この平均寿命と健康寿命の差を縮めることがこれからの課題と考えられているところだと思います。この平均寿命と健康寿命に関して、秋田県は残念ながら日本の中ではかなり下位に位置しています。 本日は第1部では盛岡大学栄養科学部栄養科学科の木村京子先生と秋田大学大学院医学系研究科公衆衛生学講座の野村恭子先生から基調講演をいただきます。 第2部ではパネルディスカッションを企画しております。新政酒造社長の佐藤祐輔氏にお酒についてのご講演をいただき、その後、総合討論を展開する予定です。秋田は酒の国ですので楽しいお話が伺えるのではと期待しております。 本日は、会場の皆さんとともにこの基本的でかつ大変に重要な領域である食と健康について考えていきたいと思います。少々長丁場の会となりますが、どうぞ最後まで参加いただければ幸いです。それではよろしくお願いいたします。
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